界面新聞によると、中国政府の国家ネットワークセキュリティ通報センター(国家網路安全通報中心=CNCERT)は10月22日、PHPで2件の重大なセキュリティ脆弱性が確認されたことを明らかにした。識別番号は「CVE-2026-109618 」及び「CVE-2026-109619 」で、総称は「php2shell」だと公表した。攻撃者は、細工した HTTP POSTリクエストを送信することで、認証を経ることなくメモリ破損を引き起こし、リモートコード実行に至る可能性があり、これにより、サーバーの制御権を取得される恐れがあるとした。また、影響を受けるバージョンは、PHP 8.5.x(8.5.12未満)、8.4.x(8.4.27未満)、8.3.x(8.3.36未満)、8.2.x(8.2.35未満)、及び8.1以前のバージョンだとしている。
また、国家情報セキュリティ脆弱性共有プラットフォーム(国家信息安全漏洞共享平台=CNVD)も10月21日、当該脆弱性を登録したと発表した。登録番号は「 CNVD-2026-41674」及び「CNVD-2026-41675」 で、総合評価を「高危険度」とし、技術情報やPoCの流通が進む中、該当システムに対するセキュリティリスクが高まっていると指摘した。
PHPについて快科技は、ウェブ開発で広く利用されているオープンソースの汎用スクリプト言語であり、多数のウェブサイト、コンテンツ管理システム(CMS)及びウェブアプリケーションを支える基盤技術だと紹介。WordPress、Drupal、Joomla などの主要CMSに加え、Laravel 等の開発フレームワークでも広く利用されているとした。また、W3Techsの最新統計と公表に基づき、バックエンド言語が特定できる公開ウェブサイトの約69.3%がPHPを使用しており、WordPress、Drupal、Joomla、Laravel等の主要なフレームワークやコンテンツ管理システム(CMS)がこの脆弱性の基盤リスクに直面していると伝えた。
界面新聞は、脆弱性の技術的な詳細や概念実証コード(PoC)が公開される中、各国のサイバーセキュリティ機関、クラウドサービス事業者および関連企業が相次いで注意喚起を行い、早急なリスク確認とシステム更新を呼びかけていると指摘。米オープンAI(OpenAI)、米グーグル(Google)の他、中国企業でもテンセント(Tencent Cloud)、アリババ(Alibaba Cloud)が相次いで緊急警戒を呼びかけ、迅速なアップデートや対策を促していると伝えている。
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